実践支援

1.コミュニティ自治/Neighborhood Autonomy

まちづくり計画策定にむけて、その意義とノウハウについてまちづくり協議会の方々にご説明(福山市)
アドバイザーとして支援させていただき、完成した全学区の「まちづくり計画」(青森県階上町)

 「住民自身が自分の地域の将来を構想しながら担う」コミュニティ自治を提言してきました。地域の姿は誰がつくりあげるのか? 市役所? 本来、そこに暮らす住民自身が地域の姿をつくり支えることを第一と考えます。
 そのために、住民が文字通り「主体」となって地域を形作り、あるいは地域を運営することが問われます。Maeyama-Laboは、科研費にもとづいた研究を土台としつつ、住民自身が地域一丸となる「まちづくり協議会」の設置や、住民自身による公式の将来構想「コミュニティ計画」を全国の市町村で地域住民の方々、行政の担当課とともに立ち上げを推進してきました(テキスト:『コミュニティ自治の理論と実践』東京法令)。
 さらに21世紀の今、住民評議会が小自治体を経営する方式(米国の特別目的政府)など、自治体のあらたな生かし方も模索され、コミュニティ自治の新たな段階の可能性が模索されています。Maeyama-Laboは住民、自治体職員、NPOの方々とともに、さらなる研究に取り組み、支援いたします。

2.組織改革支援/Organizational Innovation Support

福山市自治体職員への「政策研修会」の主宰
デイトン市(米国オハイオ州)自治体職員への研修

 研究の過程で、自治体組織、企業組織、NPO組織、これらの「組織」とは、単なる無機的な仕組みではなくて、実は人の人生と時間を容れる器、人と人の絆が展開される器ということを考えるようになりました。一日8時間も9時間も過ごし、そして数年あるいは数十年もそこで働き暮らす場です。
 そして、調査すると、実は、そのような命をもつ「組織」は、人が生かされると組織自体が大変に活性化するということが調査によって見えてきました。人の潜在力を生かすことでの的確な組織改革、これこそが21世紀、またアフターコロナで人・組織をいかす道と確信するにいたりました。